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二次被害にご注意!!
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 「借入件数多い方でも即刻融資」「低利切替一本化」「サラ金 クレジット苦解決」等々、といった宣伝文句を、スポーツ紙や夕 刊紙、雑誌、新聞の折り込み広告、電話ボックスのチラシ、ダイ レクトメール等で見た人も多いのではないでしょうか?  これらは、ほぼ全て「紹介屋」「買取屋」「整理屋」による、お とり広告です。  多重債務で苦しんでいる方は、毎日のように債権者からの督促 に追われ、藁にもすがりたい心境でしょう。  しかし、決して、これらのおとり広告を信じてはいけません。 もし、広告の甘い言葉を信じて彼らの事務所へ足を運んだ場合、 本来であれば助かる場合であっても、必ず傷口を拡げてしまい、 更なる泥沼に落ち込んでしまうからです。  しかし、「騙されてはいけない」と叫ぶだけでは、何の解決にも なりません。
 そこで、以下では、
(1)「紹介屋」「買取屋」「整理屋」とは?
(2)どうしたら、被害に遭わなくてすむのか?
(3)仮に被害にあってしまったどうしたらいいのか?
についてお話したいと思います。

 

(1) 「紹介屋」「買取屋」「整理屋」とは?

 まず、「紹介屋」とは、おとり広告を信用して事務所を訪れた人に対して、自分では一切融資を行わず、単に他のサラ金業者を紹 介して、「私のところが紹介したからあなたは融資を受けられた」 と嘘を言い、高額の紹介料(融資額の2割から5割)をピンハネする業者をいいます。このように「紹介屋」とは、まさに口先だ けの詐欺師なのです。

 次に「買取屋」とは、事務所を訪れた人に対して、クレジットカードでパソコン、ヴィトンのバッグ、新幹線の切符等を購入さ せ、これらの物を定価の3割から4割程度の安値で買い取る業者 を言います。「買取屋」被害の深刻な点は、被害にあったはずの人が逆にクレジットカード会社に対する詐欺を行ったと糾弾される可能性を含んでいるところです。

 最後に「整理屋」ですが、これは、先の「紹介屋」や「買取屋」 から紹介されたり、自らおとり広告を出すことによって、訪れた多重債務者から高額の手数料を取って債務整理を専門的に行って いる業者です。新聞等の報道にあるように、悪質な提携弁護士と組んでいる場合が多いようです。

(2)どうしたら被害に遭わないですむか?

 なんと言っても、スポーツ紙や夕刊紙、雑誌、新聞の折り込み広告、電話ボックスのチラシ、ダイレクトメール等のにある「借 入件数多い方でも即刻融資」「低利切替一本化」「サラ金クレジッ ト苦解決」等々、といった宣伝文句を信用しないことです。ちゃんとした相談組織が、このような有料広告を出すというこ とは、普通は考えられません。たとえば、我々のような「被害者の会」や弁護士会、司法書士会の上記のような有料広告を見たこ とがありますか?ないはずです。このような広告を出しているこ と自体、何か裏のある、金儲け主体の組織なのだということがわかると思います。なお、最近では、「紹介屋」「買取屋」「整理屋」の中で、我々「被害者の会」と、わざと紛らわしい名前を付けているところもあるようです。そこで、以下に、そのような悪質業者名を挙げておきます。ご注意下さい。
「日本クレサラ相談センター」
「全日本再建対策協議会」
「ライフカウンセリングセンター」
「民主共済会」
「生活改善友の会」
「生活センター」
「上野互助会」
「オリーブの会」等です。

(3)被害に遭ってしまった場合の対策は?

 おかしいと気が付いた場合は、すぐに、弁護士会、司法書士会、被害者の会等に相談して下さい。遅すぎるということはありません。 とんかく、一刻も早い相談が重要です。仮に、「紹介屋」「買取屋」「整理屋」と、何らかの約束等をしてしまったとしても義理立てする必要などありません。彼らは、多重債務者を食い物にする悪徳業者にすぎないのであり、このような業者を告発することこそ、多重債務者の二重被害をなくすための最善の道なのですから。
 
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